北海道の最高峰・旭岳を擁する20連峰を称した「大雪山」。堂々たるスケールだからこそ、場所や角度によっては建物や木々で遮られて一部しか見えないこともあります。その点、比布町はまさに大雪山のド正面。朝に夕に赤く染まる稜線、純白の雪化粧、残雪と新緑が描く起伏に富んだ山肌。どんな姿も、端から端までひと目で見渡せる特等席です。
道産米のホープ「ゆめぴりか」は、実はここ比布町が生まれ故郷。町内にある「上川農業試験場」で寒冷地でもおいしいお米を作りたい!という研究者たちの熱い思いから生まれました。ほどよい粘りと甘み、もちもちの食感、つややかで美しい炊き上がり。日本穀物検定協会が毎年おこなう米の食味ランキングで連続「特A」を獲得しています。
比布町の夏の主役は、露地で真っ赤な実をつける愛らしいいちごたち。町内では、四季成りの「赤い妖精」のほか、市場にあまり出回らない昔ながらの「宝交」(ほうこう)と、北海道でしか栽培されていない「けんたろう」、いちご本来の甘酸っぱさを堪能できる「紅ほっぺ」の4品種を大切に育てています。現在は5軒ほどのいちご農家さんが観光農園に取り組んでおり、初夏にはいちご狩りを楽しむ近隣の人々で賑わいます。 詳細ページ
道北一の広大なゲレンデに、多彩な9コースが整備されたスキー場です。晴れた日には大雪山連峰を望む絶好のシチュエーション。降雪量が多く、良質のパウダースノーを満喫できることから、近ごろでは訪れる外国人スキーヤーが増えてきました。詳細ページ 公式ホームページ
周辺を森や川に囲まれた比布町には、野生動物もたくさん暮らしています。雪解けが始まるころの田んぼには毎年白鳥が群れを成し、まだまだ真っ白な大雪山とのコントラストで町を美しく演出してくれます。時にはイトウやハヤブサ、ホタルなど、希少な種も見ることができるので、お出かけの際はカメラをお忘れなく。